バングラデシュの人質テロ事件から、８日で１週間。８日朝、事件現場となったレストランの内部が公開された。

　現場は、まだ規制線で封鎖されている。こうした中、８日朝、レストランの内部が、報道陣に公開された。映像では、生々しい事件の様子が明らかになった。

　治安部隊が装甲車などを使って突入し、実行犯５人と銃撃戦となった事件現場では、今も現場検証が続けられている。敷地内には、イスやテーブルなどが散乱していて、一部の建物は屋根がなくなり、その破片が飛び散っている。また、あちらこちらに銃弾の痕も残っていて、銃撃戦の激しさを物語っている。警察はこれまでに、店内にいた４人を拘束したほか、６人の行方を追っているとしている。

　一方、７日、バングラデシュ中部で、若者グループが警察官を襲撃し、３人が死亡した事件に関し、地元メディアは、使用された爆発物が人質テロ事件で使用されたものと似ているなど、２つの事件が関連している可能性があることを報じている。

　警察は２つの事件の全容解明を急ぐとともに、次なるテロが発生しないか、警戒を強めている。