容疑者の自宅から“爆弾の材料”ダラス銃撃
アメリカ・テキサス州で警察官による黒人男性射殺事件の抗議デモの最中に警察官12人が撃たれ、5人が死亡した事件で、死亡した容疑者の自宅から爆弾を作る際の材料が見つかったことがわかった。
事件は7日夜、テキサス州ダラスで起き、12人の警察官が撃たれ、うち5人が死亡、7人がケガをした。警察は容疑者3人を拘束、さらに1人は立体駐車場内で銃撃戦となり、最後は爆弾を積んだ自動操縦ロボットにより爆破され、死亡した。
死亡したマイカ・ジョンソン容疑者(25)はアメリカ陸軍の元軍人で、警察との交渉の際、最近の黒人射殺事件に「腹を立てている。白人、特に白人警官を殺したい」と話していたという。
さらに、警察が行った容疑者の自宅の捜索では、爆弾を作る材料のほか、ライフルや弾丸、防弾チョッキなどが発見されたという。
警察は、銃撃を行ったのはジョンソン容疑者1人とみており、動機の解明を急いでいる。