国立西洋美術館 世界遺産への登録決定
新たな世界遺産に東京・上野の「国立西洋美術館」の登録が決まった。
ユネスコ(UNESCO=国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会は17日午後5時過ぎ、トルコのイスタンブールで開かれている審議でフランスの建築家、ル・コルビュジエが設計した東京・上野の「国立西洋美術館」を含む7か国17の建築作品について、世界遺産への登録を決めた。日本の世界遺産としては、20件目。登録は、日本やフランスなどが「世界中の建築に大きな影響を与えた」として共同で推薦していた。
「国立西洋美術館」は、自然の光を利用した照明やらせん状の階段など、ル・コルビュジエの建築として典型的な特徴が表れていて、国の重要文化財にも指定されている。
世界遺産委員会はトルコで起きたクーデター未遂の影響で16日の審議が急きょ、延期となっていた。