上野「国立西洋美術館」世界遺産登録有力に
東京・上野にある「国立西洋美術館」について、ユネスコ(=国連教育・科学・文化機関)の諮問機関が「世界文化遺産への登録がふさわしい」と勧告したことが分かり、世界文化遺産への登録が有力となった。
「国立西洋美術館」は、東京・台東区の上野公園の中にある美術館で、本館は、近代建築の巨匠と呼ばれるフランスの建築家ル・コルビュジエが設計し、1959年に完成した。フランスや日本などは、日本の「国立西洋美術館」など世界7か国にあるル・コルビュジエが設計した17の建築物を一括して世界文化遺産に登録することを目指している。
ユネスコの諮問機関であるイコモスは、「国立西洋美術館」など17の建築物が世界文化遺産にふさわしいか調査していたが、「登録にふさわしい」とユネスコに勧告したということで、これで「国立西洋美術館」を含むル・コルビュジエが設計した17の建築物の登録が極めて有力となった。
7月にトルコのイスタンブールで開かれる世界遺産委員会で正式に決定される見通し。