共和党大会 副大統領候補をお披露目へ
アメリカ大統領選に向けた共和党大会は3日目。副大統領候補に指名されたペンス氏がまもなく演説を行う。トランプ氏によってうまれた党内の深い亀裂を修復できるのか、注目されている。
大会は3日目をむかえるが、歓声が大きくなるなど日に日に緊張感、盛り上がりが増してきている印象を受ける。「派手で攻撃的」なトランプ氏が選んだパートナーは「地味で堅実」な人物だった。
トランプ氏は21日、地元ニューヨークから自家用ヘリという「派手な演出」で党大会が開かれているオハイオ州に入った。そこで待ち受けていたのが副大統領候補のペンス・インディアナ州知事だった。
トランプ氏「とても光栄。我々は本選挙でもここ(激戦州)オハイオ州で勝利する。オハイオ州で再び勝利し、すばらしいアメリカを取り戻そう」
ペンス氏はアメリカでも決して知名度が高い人物ではない。なのに、なぜトランプ氏は起用したのか。その理由をトランプ氏の元側近に聞くことができた。
トランプ氏選対元幹部・キャプト氏「彼は元々の共和党支持層を取り込むことができます。2人ともが暴れ馬ではいけません。慎重で穏やかな人が必要でした」
トランプ氏が期待したのはビジネスマンの自分にはないペンス氏の豊富な政治経験で「亀裂」が入った共和党内の支持を固めること。
一部の報道で、民主党のクリントン氏との戦いで劣勢が伝えられる中、最近は発言も「控えめ」選んだ副大統領候補も「地味」な人物とトランプ戦略は「守りの姿勢」を余儀なくされている。