トランプ氏、副大統領候補を“お披露目”
アメリカ大統領選の共和党の事実上の候補トランプ氏が16日、副大統領候補とともに初めて記者会見を行い、党の結束を呼びかけた。
トランプ氏が副大統領候補に選んだのは、インディアナ州知事のペンス氏。トランプ氏は政治経験がないため、副大統領候補には政治の現場での実務経験が求められていた。ペンス氏は下院議員の経験が長く、共和党の主流派に幅広い人脈もある。トランプ氏としてはペンス氏の政策手腕に加え、共和党主流派との橋渡し役としてペンス氏を据えることで党の結束を呼びかける狙い。
トランプ氏「ペンス氏を選んだ大きな理由は共和党の団結のため。私は政治経験がないが、だからこそ予備選挙で大勝した」
ペンス氏「真の変化をもたらすには(トランプ氏のような)強い指導力が必要。クリントン氏を大統領にさせてはいけない」
2人は週明けからの党大会で候補に正式に指名されることになる。一方、民主党のクリントン前国務長官はペンス氏について、「トランプ氏と異なるのは髪形だけだ」などと酷評している。