露大統領 反ドーピングで独立委設置を指示
国家ぐるみのドーピングが指摘されているロシアで22日、プーチン大統領が、ドーピングを取り締まる新たな独立委員会の設置を指示した。IOC(=国際オリンピック委員会)は、24日にもリオオリンピックへのロシアの出場を認めるかどうかの判断を下す。
モスクワにあるオリンピック代表チームの公式ユニホームを扱う店には、22日、関連グッズを購入する人が訪れていた。
客「リオ五輪でロシア代表を見たい。出場を認めないのは絶対に正しくない」
ロシアは現在、国家ぐるみのドーピング問題をめぐって、全選手のリオオリンピックへの出場が危ぶまれている。
こうした中、プーチン大統領は22日、ロシアオリンピック委員会に対し、ドーピングを取り締まる新たな独立委員会の設置を指示した。
プーチン大統領「スポーツは潔白でなければならず、選手の健康は守らなければいけない」
委員会のメンバーには外国の専門家も任命するとしていて、ドーピング対策への取り組みの姿勢を示すことで、IOCに出場を認めるよう促す狙いがあるとみられる。
IOCは、24日にもロシアの出場を認めるかどうかの判断を下す。