国家ぐるみのドーピングを巡ってリオデジャネイロオリンピック出場が危ぶまれているロシアについて、ＩＯＣ（＝国際オリンピック委員会）は、２４日にも全選手の出場を認めるかどうかの判断を下す。

　ＩＯＣは日本時間２４日午後７時から電話による理事会を開催し、ロシアのリオデジャネイロオリンピック出場問題について話し合う。ロシアは国家ぐるみのドーピングを巡って、すでに陸上選手の出場が原則禁止されているが、理事会では、すべての選手の出場を禁止するかどうかの最終決定が下される見通し。

　こうした中、ロシアのムトコ・スポーツ相は２３日、「陸上選手が出場できる確率は１％」と陸上選手の出場に厳しい見通しを示しながらも、「連帯責任を負わせるべきではない」と出場をあきらめない姿勢を見せた。