重量挙げ ロシア全選手の五輪出場認めず
国家的なドーピングを指摘されたロシアについて、国際重量挙げ連盟は29日、すべての選手のリオデジャネイロオリンピックへの出場を認めないと発表した。
国際重量挙げ連盟は29日、ドーピングの違反歴があるなどとして、ロシアの選手8人すべての出場を認めないと発表した。ロンドンオリンピックで銅メダルを獲得した男子のアルベゴフ選手や、銀メダルを獲得した女子のカシリナ選手などが含まれていて、メダル争いにも影響を与えそうだ。
ロシアの重量挙げは、WADA(=世界反ドーピング機構)の調査でも、陸上に続いてドーピングが多かったことが指摘されていた。国際重量挙げ連盟は声明で、「ロシアによって、重量挙げという競技の品位が著しく傷つけられた」とロシアを非難した。
一方、ロシア重量挙げ連盟の会長は29日、国営テレビに電話出演し、「政治的な背景がある」などと反論した。