リオ五輪出場禁止 露選手が撤回求め提訴
組織的なドーピング問題を巡って、国際陸上競技連盟がロシアの陸上選手のリオデジャネイロ・オリンピック出場を禁止したことを受けて、ロシアの選手が処分の撤回を求めて提訴した。
ロシアメディアによると、提訴したのは、アテネ・オリンピック男子競歩の銀メダリスト・ニジェゴロドフ選手と、女子競歩のワシリエワ選手の2人。
2人は、19日、スポーツ仲裁裁判所に組織的なドーピング問題を巡って、ロシア陸上選手のリオ・オリンピック出場を禁じた国際陸連の処分は不当だとして、処分の撤回を求めた。
ロシアでは、陸上選手全体を対象にした国際陸連の処分は、ドーピングに関与していない選手の人権侵害だと反発が強まっており、今後、提訴が相次ぐ可能性がある。