CIA元トップら「トランプ氏に投票せず」
アメリカ共和党の元高官ら50人が、「大統領にはふさわしくない」として、11月の大統領選でトランプ氏に投票しないと宣言した。
宣言したのは、ニクソン元大統領からブッシュ前大統領までの歴代の共和党政権で、外交や安全保障政策に関わった高官ら50人。CIA(=中央情報局)やUSTR(=アメリカ通商代表部)のトップを務めた人物も含まれる。
50人は共同声明を発表、トランプ氏について、アメリカの憲法や法律について基本的な知識に欠け、現代の国際政治の基礎的知識にも無知だと指摘した。さらに「学ぶことに関心がなく、ウソと真実を区別できないか、区別するつもりもない」とその資質を痛烈に批判している。
その上で、「史上最も無謀な大統領になるだろう」と結論付け、11月の選挙ではトランプ氏に投票しないと宣言した。
共和党内では、トランプ氏の言動や資質に疑問を呈する声が相次いでいて、歴代政権の高官による批判は支持率が低下しているトランプ氏にはさらにダメージとなる。