ブラジル・ルセフ大統領、弾劾裁判へ
オリンピックが行われているブラジルで、ルセフ大統領を弾劾裁判にかけることが、上院本会議で決定した。早ければ8月下旬にも大統領が罷免される可能性がある。
ブラジルのルセフ大統領は、政府の会計を不正に処理した問題に関わった疑いが持たれており、現在180日間の職務停止中。ブラジル上院は、5月に大統領の弾劾手続きを開始しているが、10日、これまで審議してきた委員会の報告書を承認する決議を賛成多数で可決した。
早ければ次回、8月下旬に行われる弾劾裁判で、上院議員の3分の2以上が賛成すると、ルセフ大統領は罷免されることになる。その場合、ルセフ大統領は失職し、テメル大統領代行が大統領に昇格する。