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リオ五輪 馬術会場に“流れ弾” 男逮捕

2016年8月11日 14:45
リオ五輪 馬術会場に“流れ弾” 男逮捕

 リオデジャネイロオリンピックの馬術会場にあるテントを銃弾が貫通した事件で、ブラジルの警察は10日、会場内で新たに流れ弾とみられる銃弾が見つかったとして、この銃弾を発射した疑いで近くに住む男を逮捕した。

 リオデジャネイロ・デオドロ地区にある馬術会場では6日、銃弾が報道用テントを貫通する事件が起きていた。地元メディアによると、ブラジル警察は10日、同じ会場内で新たに銃弾を発見したという。

 警察は当時、会場付近で麻薬組織の摘発を行っていて、銃弾はその際の流れ弾とみられているが、この銃弾を発射した疑いで近くに住む男が逮捕された。6日に見つかった銃弾も流れ弾とみられ、10日の銃弾と口径が同じことから、警察で関連を調べている。

 一方、9日には、オリンピックパークに向かう報道関係者などが乗ったバスが銃撃されたとみられ、2人がケガをする事件があったが、大会組織委員会は10日の会見で、調査の結果、銃撃ではなく「投石」によって窓ガラスが割られたと明らかにした。この事件を受け、今後、警備を強化する方針だという。