リオオリンピック・サッカー男子で、給与の未払いなどを理由に試合のボイコットを検討していたナイジェリアは、準々決勝に出場し、デンマークに勝利した。

　ナイジェリアの地元紙によると、ナイジェリア代表のシアシア監督は１２日、地元のラジオ番組で自身や選手に給与が支払われていないことを理由に、準々決勝・デンマーク戦のボイコットを示唆していた。

　しかし、日本時間１３日夜、ナイジェリアチームは、先月からの代表合宿期間を含めた２２日分の給与が、スポーツ相から選手やスタッフに支払われたことを明らかにし、準々決勝・デンマーク戦に出場した。試合は２対０でナイジェリアが勝利し、ベスト４進出を決めている。

　ナイジェリアは１次リーグでも、飛行機の手配ができず日本との試合開始６時間前に到着するなど、騒動となっていた。