米国防総省、「イスラム国」報道官狙い空爆
アメリカ国防総省は30日、過激派組織「イスラム国」の報道官を務める幹部を狙い、空爆を行ったと発表した。「イスラム国」はこの幹部が死亡したことを明らかにしている。
国防総省の声明によると、アメリカを中心とする有志連合軍は30日、シリア北部アレッポの郊外で「イスラム国」の最高幹部の1人、アドナニ容疑者を狙い、空爆を行ったという。「空爆の成果は分析中」としているが、「イスラム国」は国防総省の声明に先立ち、アドナニ容疑者がアレッポで軍事作戦を視察中に死亡したと発表している。
国防総省はアドナニ容疑者が、「イスラム国」の報道官を務め、「戦闘員の勧誘を積極的に行ってきた」などと指摘し、「『イスラム国』にとって大きな打撃になるだろう」と空爆の意義を強調した。