米「大規模な軍事侵攻にはあたらない」 イスラエル軍のラファ空爆で避難民ら45人死亡
アメリカのホワイトハウスは28日、パレスチナ自治区ガザ地区の南部ラファで、イスラエル軍の空爆で避難民ら45人が死亡したことなどについて、「大規模な軍事侵攻にはあたらない」との認識を示しました。
アメリカはイスラエルがガザ地区の南部ラファに大規模な軍事侵攻を行った場合、武器の供与を停止すると警告しています。
ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は28日の会見で「ラファでの大規模な地上作戦が 正当化されるとは考えていない。 現時点ではまだ、そのような状態になっていない」と述べ、イスラエルによる一連の攻撃は「レッドライン」=越えてはならない一線を越えるものではないとして、政策に変更はないと説明しました。
その上で、「イスラエルは、罪のない人々を守るためあらゆる予防措置を取らなければならない」と強調し、空爆についてはイスラエル側の調査を注視すると述べました。
一方、アメリカ国防総省は28日、ガザ地区に海から人道支援物資を届けるためアメリカ軍が建設した桟橋が、悪天候により一部破損したと明らかにしました。
修理には1週間以上かかるとみられ、当面の間、海からの支援物資の搬入が滞ることになります。