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オバマ氏に暴言 比大統領「後悔している」

2016年9月6日 16:03
オバマ氏に暴言 比大統領「後悔している」

 ラオスで開幕するASEAN(=東南アジア諸国連合)の首脳会議を前に、フィリピン・ドゥテルテ大統領が暴言を吐き、米・オバマ大統領との会談が中止となった問題で、ドゥテルテ大統領が「発言を後悔している」とした声明を発表した。

 フィリピンではドゥテルテ大統領就任後、麻薬密売人などの容疑者約2400人が超法規的に警察などに殺害されている。ドゥテルテ大統領はオバマ大統領との会談を前にこの問題を取り上げられた場合について記者に問われ、大統領を激しくののしった。

 ドゥテルテ大統領(5日)「(オバマ大統領に対し)疑問や声明を投げつけるな売春婦の息子め、ののしってやる」

 オバマ大統領はこうした発言を問題視して、会談を取りやめたとみられる。これについて、6日午後、フィリピン側が大統領のコメントを発表した。

 大統領報道官「(会談取りやめは)私の過激な発言が懸念や苦痛を引き起こしたことが原因だ。オバマ大統領への個人的な攻撃となったことを後悔している」

 フィリピン政府はオバマ大統領との会談は延期され、後日、開催されるとしているが、具体的な日程は決まっていないという。

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