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NY爆発 警察は「意図的なもの」と断定

2016年9月18日 18:14
NY爆発 警察は「意図的なもの」と断定

 アメリカ・ニューヨークのマンハッタンで17日夜、爆発があった。通りのゴミ箱が爆発したとみられ、29人がケガをした。警察は爆発は「意図的なもの」と断定し捜査している。現場から中継。

 爆発は、現地時間土曜日の午後8時半、大通り沿いで起きた。辺りはオフィスや住宅が立ち並ぶ地域だが、観光地にも近く、住民や観光客が大勢行き交う場所と時間帯に発生した。

 爆発の瞬間とみられる防犯カメラの映像には、大きな衝撃が起きた後、人々が走って逃げる様子が映っている。この爆発でこれまでに29人がケガをしうち1人が重傷。

 NBCテレビはゴミ箱に男が何かを取り付け立ち去った後に爆発が起きる様子が防犯カメラに映っていたと伝えていて、警察は現時点でテロとの関連性は不明だとしながらも、爆発は「意図的なものだ」と断定した。

 さらに、爆発現場から300メートルほど離れた道路沿いでは、圧力鍋に携帯電話がくくりつけられた不審物が袋に入った状態で見つかった。爆発物の可能性があるため、警察が処理した。

 今のところ犯行声明は出ていない。しかし、隣のニュージャージー州でも同じ日の朝、スタート直前のマラソン大会の沿道のゴミ箱で時限式のパイプ爆弾が爆発する事件があった。ケガ人はいなかったが、ゴミ箱を利用するなど状況が似ていることから、警察が関連を調べている。

 ニューヨークでは国連総会が始まっていて、これからオバマ大統領や安倍首相ら各国の首脳が続々とマンハッタンに入り、週明け27日から演説を行う予定。テロ警備が一層強化されていた中で爆発が起きたことに、衝撃と動揺が広がっている。

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