露大統領、対日経済協力の新ポスト設置
ロシアのプーチン大統領が、日本との経済協力を担当する新たなポストを設けることを決めた。日本がロシアへの経済協力を担当する大臣を新設したことに対応した措置とみられる。
ロシア大統領府によると、プーチン大統領は23日までに日本との経済協力を担当する新たなポストを設けることを決め、来月15日までに人選と権限を提案するよう政府に指示した。
今月初めに、安倍首相も出席したウラジオストクでの東方経済フォーラムで、日本からの投資計画などが進展したことを踏まえた上で、日本が「ロシア経済分野協力担当相」を新設したことに対応した措置とみられる。
日本は、北方領土問題の解決のため、経済協力を通じた日露関係の強化を目指している。プーチン大統領は担当者を決めることで、12月の訪日に向け、協力をより具体化させたい考えがあるとみられる。