日本とロシア両政府は、プーチン大統領の日本訪問について、今年１２月で最終調整をしていることが明らかになった。

　政府高官によると、プーチン大統領は１２月中に日本を訪問し、安倍首相と首脳会談を行うことで最終調整しているという。安倍首相は今年５月にロシアでプーチン大統領と会談し、ロシアに対する経済協力のプランを示しており、プーチン大統領は高い関心を示していた。

　政府高官は、１２月の首脳会談では、北方領土問題について突っ込んだ議論が行われる見通しを示し、事態が「大きく動くのではないか」と期待感を示している。

　日本政府は、安倍首相の地元である山口県での首脳会談を検討しており、訪日が実現すれば、首相時代の２００９年５月以来となる。