イスラエル・ペレス前大統領の国葬営まれる
中東和平を推進し、ノーベル平和賞を受賞したイスラエルのペレス前大統領の国葬が30日、エルサレムで営まれた。
ペレス氏は外相だった1993年、パレスチナの暫定自治を認めた「オスロ合意」を実現し、翌年にはノーベル平和賞を受賞。その後も中東和平に尽力し、2014年までは大統領も務めたが、28日、93歳で死去した。
地元メディアによると、国葬には世界70か国の首脳らが参列し、アメリカのオバマ大統領や、「オスロ合意」を仲介したクリントン元大統領、フランスのオランド大統領らもペレス氏の死を悼んだ。
また、パレスチナ自治政府のアッバス議長も、イスラエルを公式訪問して参列。中東和平交渉が停滞する中、ネタニヤフ首相と握手を交わす場面もあった。