アメリカ大統領選挙に向けた民主党大会は３日目、オバマ大統領が大統領候補に指名されたクリントン前国務長官への支持を訴える。

　大会３日目はクリントン氏とともに戦う副大統領候補にケイン上院議員が指名された。この後、指名受諾演説を行う。そして、オバマ大統領が最後に登場してクリントン氏への支持と、党の結束を訴える。クリントン氏としては、大統領の人気を利用しつつ、後継者として印象づける狙い。

　クリントン氏の支持者「手腕を信頼している。大統領夫人、国務長官として優れていた」

　一方で、大統領の力を借りるのは、クリントン氏に勢いが欠けていることの表れでもある。会場を出て、市内に行くと、予備選挙で敗れたサンダース上院議員の支持者のほうが目につくなど、クリントン氏の支持者から熱気のようなものは感じられない。

　１１月の本選挙に向けて、いかに勢いをつけられるか、指名受諾演説がカギとなる。