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トランプ氏が大統領候補の指名受諾演説

2016年7月22日 12:32
トランプ氏が大統領候補の指名受諾演説

 アメリカ大統領選に向けた共和党大会は4日目、最終日を迎えた。大統領候補に指名されたトランプ氏が大会をしめくくる指名受諾演説を行っている。会場から田口舞記者が伝える。

 党大会のクライマックスで、世界一の大国の指導者としてふさわしいと納得させられる姿を見せることができるのか、注目の演説が続いている。

 トランプ氏「みなさん、私は謙虚な気持ちで感謝して、アメリカ大統領の指名を受諾します」

 用意された原稿を読まず、過激で率直なもの言いが支持されてきたトランプ氏だが、ここ一番の重要な指名受諾演説は事前に用意された原稿を読んでいる。また妻のメラニア夫人がミシェル・オバマ夫人の演説を盗用した問題をうけ、念入りに内容のチェックを行ったと伝えられている。

 肝心のその内容だが、オバマ政権の失敗でアメリカは雇用が奪われ、貧しい人が増え、治安が悪くなったと主張、「アメリカが第一」という理念を前面に打ち出し、治安回復や雇用改善などを訴えるほか、メキシコとの国境に壁をたてることなど、トランプ氏のいわゆる「看板政策」も打ち出す内容。また、国務長官だった民主党のクリントン氏が過激派組織「イスラム国」の蔓延(まんえん)を許したと批判するものとなっている。

 共和党が団結し、民主党のクリントン氏に対抗する機運を生みだせるのかどうか、トランプ氏が語るメッセージにかかっている。