討論会 民主党副大統領候補に否定的評価も
アメリカ大統領選で副大統領候補による討論会が行われ、税金の支払いや経済政策などをめぐり、相手の大統領候補を非難しあう展開となった。
民主党のケイン氏は、トランプ氏が富裕層への優遇措置を利用して、税金逃れをしたと指摘されていることを繰り返し批判、そのたびにペンス氏はトランプ氏を擁護し、防戦一方となった。
民主党・副大統領候補、ケイン氏「トランプ氏は納税報告書を公表すると約束したのに破ったじゃないか」
共和党・副大統領候補、ペンス氏「破ってない」
ケイン氏「クリントン氏が『税金を払っていない』と指摘したら、トランプ氏は『かしこいから』と言った。払った我々がバカだと言いたいのか?」
一方、大統領戦の大きな争点である経済政策については、ペンス氏がクリントン氏の責任を追及、両候補の非難の応酬となった。
ペンス氏「クリントン氏が加わった政権で、国家債務は2倍にふくれあがった」
ケイン氏「トランプ氏は人をクビにしようとするが、クリントン氏は採用しようとしている」
討論終了後、アメリカメディアは民主党のケイン候補が、たびたび相手の発言を遮るなど攻撃的過ぎたとして、否定的な評価も目立っていて、今後の選挙戦への影響は不透明。