パリ協定が来月4日発効へ 地球温暖化対策
2020年以降の地球温暖化対策に取り組む世界的な合意「パリ協定」が、来月4日に発効することが決まった。
パリ協定では、将来的な温度上昇を産業革命前に比べて2℃に抑えることなどを目標としていて、フランス、ドイツなどのEU(=ヨーロッパ連合)加盟7か国は5日、国連で批准手続きを済ませた。
これまでに批准したのは73の国と地域、温室効果ガス排出量の合計は世界の56.87%に達し、いずれも発効の要件を満たしたことから、パリ協定が30日後の来月4日に発効することが決まった。来月7日から始まる地球温暖化対策会議(=COP22)で、具体的なルールなどを決める第1回締約国会議が開かれる。
日本はまだ批准できておらず、議論に乗り遅れる恐れがある。