アメリカ・コロラド州。明け方の防犯カメラがとらえていたのは体長１メートルを超えるクマの姿。

止めてあった車に近づくと後ろ足で立ち上がり、前足で器用にドアを開けます。中をのぞきこみ、誰もいないことを確認したのか、そっと車に乗り込み車内を探る様子も。しかし、食べ物がないと分かるとすぐに車から出てきました。クマの行動について専門家は――。

森林総合研究所　東北支所　大西尚樹さん
「たとえば、かつてこの個体が車の中に何かエサがあった、人間の食べ物とかがあってそれで味を占めていた。この鉄の塊の四角いもの（車）の中には、おいしいものがあると覚えていたりした可能性はあるかもしれない」

「ツメが（ドアノブに）引っかかって引っ張れれば（ドアを）開けられると思う」

地元メディアによりますと車体に傷はなかったといいます。しかしこの時にできたのでしょうか、肉球のあとが残されていたということです。


（2022年9月15日 news every.「まさかの出来事」より）