トランプ氏 女性軽視発言で異例の謝罪
アメリカ大統領選を1か月後に控え、共和党のトランプ候補が過去に「有名人なら女性は何でもさせてくれる」などと女性を軽視する発言をしていたことがわかり、ビデオメッセージで異例の謝罪をした。
暴露されたのは、2005年にトランプ氏がテレビ番組に出演した際に、司会者と雑談する音声。既婚女性に性的関係を迫ったことを下品な単語を使って話した後、次のように語っている。
トランプ氏「俺は美人には反射的に引き寄せられる。すぐ磁石みたいにキスし始めるんだ。有名人なら女性は何だってさせてくれる」
共和党の最高幹部が「気分が悪くなった」と述べた他、支持を取りやめる議員もあらわれ、選挙戦への影響が避けられなくなったことから、トランプ氏は謝罪に追い込まれた。
トランプ氏「私はその発言をしたし、間違っていた。謝罪する」
一方で、クリントン元大統領の過去の不倫問題を念頭に、「クリントン元大統領は女性を軽んじ、妻のヒラリーは被害者らを攻撃した」と述べ、反撃に出る姿勢も示した。