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露・プーチン大統領、仏訪問を延期

2016年10月12日 23:27

 ロシア政府は11日、来週予定されていたプーチン大統領のフランス訪問を延期すると発表した。シリア情勢をめぐる対立が影響したものとみられる。

 プーチン大統領はパリにロシアの文化施設ができるのに合わせて、19日にパリを訪問しオランド大統領と会談する予定だった。しかし、大統領報道官は11日、「予定されていた行事がなくなった」として、訪問を延期すると発表した。

 国連安全保障理事会では今月8日、シリア情勢をめぐってフランスなどが提出した空爆の停止などを求めた決議案に対しロシアが拒否権を行使しており、こうした対立が影響したものとみられる。

 フランスのエロー外相は12日、「私たちはシリア問題について話し合いたいと思っていたがプーチン大統領にとっては気まずかったのだろう」と話している。