“モスル安定”閣僚級会議を20日に開催へ
イラクで過激派組織「イスラム国」の拠点・モスルの奪還作戦が始まったのを受け、住民の保護などについて話し合う、モスルに安定をもたらすための閣僚級会議が、20日にフランス・パリで行われることが決まった。
イラク北部・モスルを「イスラム国」から奪還する作戦は、イラク軍のほか、クルド人部隊やアメリカ主導の有志連合なども加わって始まったが、モスルやその周辺には100万人以上が住んでいて、影響が懸念されている。このような状況を受け、フランスのエロー外相は、モスルに安定をもたらすための閣僚級会議を20日にパリで開催すると発表した。
会議では、イラクのジャアファリー外相も議長を務め、20以上の国や組織が招かれる。戦闘が行われている地域の住民を保護することや支援物資を送ること、さらにモスル奪還後の安定した統治のあり方などについて話し合うという。
エロー外相は地域住民の自由、平和、安全を取り戻すことが目的だとしている。