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「イスラム国」から解放…住民が語る惨状

2016年10月21日 4:40
「イスラム国」から解放…住民が語る惨状

 イラク軍などが過激派組織「イスラム国」のイラクでの最大拠点・モスルの奪還作戦を進める中、「イスラム国」の支配から解放された村に住むという男性がその惨状を証言した。

 イラク・モスルから南に70キロほど離れた村に住んでいるという男性が20日、NNNの電話取材に応じた。この村は、2014年6月から「イスラム国」が支配していたが、奪還作戦を進めるイラク軍が18日に解放したという。

 解放された住民「(奪還作戦開始で)住民は、イラク軍を助けるため蜂起を企てた。ただ、企てを『イスラム国』が気づき、住民を続々と殺害した。殺されたのは18人から20人ぐらい。『イスラム国』は“人間の盾”にするため、多くの住民を連れて行った」

 奪還作戦が始まって以降、イラク軍などがモスル近郊の村を次々と制圧しているが、この男性はその際も多くの住民の犠牲を伴ったと証言した。