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比大統領の「決別」発言、閣僚らが火消し

2016年10月22日 3:01

 中国を訪問していたフィリピンのドゥテルテ大統領が、同盟国のアメリカに対して、「決別する」と発言したことが波紋を呼ぶ中、同行したフィリピンの閣僚らが発言の火消しに追われている。

 ドゥテルテ大統領は、習近平国家主席との会談で関係を改善することで一致し、中国から巨額の融資を受けることなどが決まった。その後、ドゥテルテ大統領は、「アメリカとは決別する」と発言。アメリカ政府が発言の真意について説明を求める考えを示すなど波紋が広がり、同行していたフィリピンの閣僚らが火消しに追われている。

 ロペス貿易相は、「ドゥテルテ大統領の発言の真意は、友好関係のバランスを取るということです」と述べた。また、国家経済開発庁のペルニア長官も、「経済関係のバランスを西側諸国からアジアに再調整するという意味で、決別とは違う」と述べ、今後もアメリカとの関係は続けると強調している。