中国「6中全会」開幕 規律強化の狙いは…
中国の国家運営の方針を決める中国共産党の重要な会議が24日から始まった。習近平国家主席は、共産党内の規律をさらに徹底し自らの権限の強化を目指すとみられる。
24日から開かれているのは共産党大会に次いで重要な中央委員会第6回全体会議(=「6中全会」)。会場とみられる建物の周辺は通行が規制され、警備が強化されている。
会議には、習主席はじめ最高指導部のメンバーなど300人以上が参加する。テーマは党の規律を徹底することや今後の党のあり方。習主席は、腐敗取り締まりをさらに進める方針を示し、党内の引き締めを図るものとみられる。
来年秋の党大会では指導部が大幅に入れ替わるため、それに向けて習主席が自らの権限を強化する改革をどこまで打ち出すのか注目される。