中国共産党 習主席に近い天津市トップ解任
中国共産党は13日、重大な規律違反の疑いで調査を受けた天津市のトップを解任したと発表した。この人物は習近平国家主席に近いとされ、来年の党大会むけた人事抗争に関連している可能性もある。
重大な規律違反の疑いで解任されたのは、天津市のトップで市長も兼務していた黄興国氏。浙江省出身の黄氏は、習主席が浙江省トップを務めていた時代の部下で、習主席に近い人物とされている。後任には、江沢民元国家主席に近いとされる湖北省トップの李鴻忠氏が選ばれた。
来年秋には、中国共産党の指導部が大幅に入れ替わる党大会を迎える。今回の習主席に近い人物の解任は、人事抗争に関係した動きの可能性もあり、今後の人事にどう影響するかが注目される。