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「イスラム国」住民を強制移動し人間の盾に

2016年10月29日 20:03
「イスラム国」住民を強制移動し人間の盾に

 過激派組織「イスラム国」のイラクでの最大拠点、モスルの奪還作戦が続く中、周辺の住民ら数万人が人間の盾として、モスルに強制的に移動させられていることがわかった。

 国連人権高等弁務官事務所は28日、「イスラム国」がイラク軍などに対抗するためモスル周辺の住民ら数万人を人間の盾として、モスルに強制的に移動させているとの情報を得たと発表した。また、強制移動に従わなかったり、過去にイラク治安部隊に所属していたなどの理由で殺害された住民は232人に上るという。国連人権高等弁務官事務所は、住民の強制移動は、国際法に反するとして強く非難している。

 モスル奪還作戦は開始から約2週間が経ったが、イラク軍は29日、これまでに周辺の93の村を制圧し、約770人を殺害したと明らかにした。