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FBI再捜査を発表 クリントン氏“逆風”

2016年10月31日 16:23
FBI再捜査を発表 クリントン氏“逆風”

 アメリカ大統領選挙で、民主党のクリントン候補が私用メールを公務に使っていた問題をFBIが再捜査すると発表した後、3割以上の有権者が、「クリントン氏に投票する可能性が低くなった」と考えていることが分かった。

 28日にFBIが再捜査を発表した後、「ワシントンポスト」紙などが行った世論調査では、34%の人は「クリントン氏に投票する可能性が低くなった」と答えた。また、再捜査の発表当日までの集計でもクリントン氏が46%、トランプ氏が45%と、支持率の差は1ポイントまで肉薄している。25日の時点では12ポイント開いていた差をトランプ氏が押し戻した格好。

 さらに、政治専門メディアが各種世論調査をまとめた平均値でも、2人の支持率の差は縮んでおり、11月8日の投票を控え再捜査がクリントン氏への逆風になっていることがうかがえる。