クリントン氏メール問題でFBIに働きかけ
アメリカ大統領選挙で、民主党のクリントン候補が国務長官時代、公務に私用メールを使っていた問題で、国務省の幹部がメールの一部を機密扱いから外すようFBI(=連邦捜査局)に働きかけていたことがわかった。
これはFBIが17日に公開した文書の中で明らかになったもの。国務省の幹部がFBIの当局者にクリントン氏の私用メールの一部を機密扱いから外すよう依頼したという。FBI側はクリントン氏を守る狙いがあったと指摘しているが、国務省は否定している。
これを受け、共和党のトランプ候補は「犯罪だ」などと批判した。
トランプ氏「国務省はクリントン氏の犯罪を隠ぺいしようとしていた。これは犯罪行為の何ものでもない」
劣勢が続くトランプ陣営だが、今後、クリントン陣営と政府が癒着していると主張し、追及を強めていくものとみられる。