クリントン候補「北朝鮮政策の再考を」
北朝鮮が5回目の核実験を行ったことを受け、アメリカ大統領選の民主党・クリントン候補は9日、北朝鮮政策を再考する必要性を指摘した。
クリントン氏は、北朝鮮の核兵器が過激派組織「イスラム国」などのテロリストの手に渡る危険性があると指摘し、対応を急ぐべきだと強調した。
クリントン氏「北朝鮮の脅威は増しており、戦略の再考が必要なだけでなく、近隣諸国、特に中国に、これはアメリカだけの問題ではないことを説得する緊急の努力が必要であることが明確だ」
一方、ワシントン市内で講演を行った共和党のトランプ候補は「きょう、北朝鮮が5回目の核実験を行ったと発表した。クリントン氏が国務長官になってから4回目だ。これはお粗末な国務長官の大きな失敗のひとつだ」とクリントン氏への批判に終始し、アメリカがどのように対応するべきかについては言及しなかった。トランプ氏はこれまで、北朝鮮の問題は中国に解決させるべきだと主張している。