パリ同時テロで90人犠牲の劇場 営業再開
去年11月、フランス・パリで起きた同時テロで90人が犠牲となった「バタクラン劇場」が、約1年ぶりに営業を再開した。
パリの「バタクラン劇場」では去年11月13日、過激派組織「イスラム国」による同時テロが起き、90人が死亡した。その後、全面的な改装工事が行われ、12日、イギリスのロック歌手・スティングさんのコンサートで約1年ぶりに営業を再開した。
AFP通信によると、コンサートにはテロの生存者や犠牲者の遺族も訪れ、黙とうをささげた後、スティングさんがフランス語で「私たちは犠牲者を忘れない」と語ったという。
一方、同時テロの実行犯の中で唯一生存し、拘束されているサラ・アブデスラム容疑者について、代理人をしていた弁護士が「過激化が進行している」と証言した。オランダメディアの取材に応えたもので、以前は普通の格好をしていたアブデスラム容疑者が、今ではあごヒゲをのばし、本当の原理主義者となったと話しているという。