比大統領「プーチン氏が銃売ると」米けん制
フィリピンのドゥテルテ大統領は19日に初めて会談したロシアのプーチン大統領から銃の売却を持ちかけられたことを明らかにした。フィリピンの人権状況をめぐり、銃の売却を中止しているアメリカをけん制した形。
ドゥテルテ大統領は23日の会見で、ペルーで会談したプーチン大統領から、アメリカが銃を売らないなら「私が売る」などと持ちかけられたことを明らかにした。
ドゥテルテ大統領「プーチン大統領は『(銃は)私が売る。1丁の値段で2丁渡す』と言った」
フィリピン警察はアメリカ政府からの自動小銃の購入を計画していたが、フィリピンの薬物犯罪撲滅作戦で人権侵害が横行しているとして、アメリカが計画を中止している。
ドゥテルテ大統領はアメリカが関係を望まないなら「ロシアや中国の方に行く」とも述べていて、アメリカをけん制するとともに、改めて中国やロシアに接近する姿勢を示した形。