コロンビア墜落事故 燃料切れの可能性も
南米コロンビアでブラジルのプロサッカー選手らを乗せた飛行機が墜落した事故で、現地メディアはパイロットが墜落前電気系統のトラブルや燃料切れを管制官に伝えた音声を公開した。
71人が死亡したこの事故でコロンビアのメディアは先月30日、墜落前のパイロットと管制官の会話を録音した音声を公開した。
公開された音声「機長:こちらフライト2933、電気系統にトラブル。燃料もありません。滑走路へ誘導してください」「管制官:レーダー信号がなく、居場所がわかりません」
AP通信によると生存した乗員の一人が「墜落前に燃料切れになった」と救助隊に話したほか、機体には、火災や爆発の跡が見られないことから、航空当局は、燃料切れが事故原因になった可能性も捨てきれないとして解明を進める方針。
一方、このチャーター機に選手らが乗っていたサッカー、ブラジル1部リーグのクラブ、「シャペコエンセ」が試合を予定していたメデジンではスタジアムに大勢のファンが集まり、追悼集会を開いた。