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韓国聴聞会2日目 多くの関係者が出席拒否

2016年12月7日 10:43
韓国聴聞会2日目 多くの関係者が出席拒否

 朴槿恵大統領の友人による国政介入疑惑をめぐり、韓国の国会では、7日も関係者を呼んでの聴聞会が開かれているが、多くの関係者が出席を拒否している。韓国・ソウルから藤田賢治記者が伝える。

 2日目の聴聞会は7日午前10時から始まったが、崔順実被告をはじめ疑惑の中心人物たちの姿はない。聴聞会に証人として出席を要求されたのは27人だが、そのうち姿を見せたのはわずか13人。

 疑惑の最も中心にいる朴大統領の友人・崔順実被告は、裁判を控えていることや健康面の理由などを挙げて出席を拒否。朴大統領の最側近とされる安鍾範被告やチョン・ホソン被告、崔被告の娘や姉も裁判や健康面などを理由に出席を拒否している。

 一方で、政府の文化事業にかかわった映像監督のチャ・ウンテク被告など、現在勾留されている関係者の一部が姿を現した。

 聴聞会は、朴大統領の疑惑への関与や、崔被告との長年の関係の実態について、公の場で初めて語られるのではないかと注目されていたが、疑惑の中心人物の多くが出席を拒否する中、重要な証言が出てくる可能性は低いと考えられる。