崔被告ら疑惑の中心人物 聴聞会は欠席か
弾劾訴追案の採決を控え、進退が注目されている韓国の朴槿恵大統領は6日、来年4月末の退陣を受け入れる考えを示した。一方、国会では7日も聴聞会が開かれるが、友人の崔順実被告は欠席する見通し。
朴大統領は6日、与党・セヌリ党の幹部と会談を行い、来年4月末の退陣を「受け入れる」と述べたという。ただ弾劾訴追案の採決でカギを握る与党の非主流派はたとえ大統領が退陣時期を明言しても金曜日の採決には参加する方針。その多くは賛成票を投じる見込みで可決の流れを変えるのは難しい状況。
一方、6日は国会での聴聞会に韓国の財閥のトップらが出席し、朴大統領の友人の崔順実被告の財団に資金を拠出したことについて、大統領に強要されたものではないなどと証言した。
7日の聴聞会には崔被告が証人として呼ばれているが、欠席すると回答している。また朴大統領の最側近とされる安鍾範被告など、疑惑の中心人物の多くが欠席する見通し。