弾劾訴追案可決に向け野党は徹夜の座り込み
韓国・朴槿恵大統領の弾劾訴追案が9日、国会で採決される。弾劾訴追案は可決される公算が大きくなっている。
弾劾訴追案を提出した野党3党は、否決されれば所属するすべての議員が辞職するとしていて、可決をめざし全議員が国会内で徹夜の座り込みをしている。また、国会前では9日午後、市民団体も集会を行い可決を訴える予定。
弾劾訴追案は、9日午後3時から始まる国会で採決される。可決には、与党・セヌリ党から28人以上の議員が賛成に回る必要があるが、カギを握る与党の非主流派は「35人は確保した」としていて、可決の公算が大きくなっている。
弾劾訴追案が可決されれば朴大統領の職務が停止され、最長で180日間の憲法裁判所による審理が始まる。