北への制裁決議 中国と連携の重要性を確認
北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の日米韓3か国の首席代表が協議を行い、国連・安全保障理事会の北朝鮮に対する制裁決議を中国と連携して履行していく重要性を確認した。
韓国・ソウルで行われた協議には、外務省の金杉アジア大洋州局長とアメリカのジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表、韓国のキム・ホンギュン朝鮮半島平和交渉本部長が出席した。
協議では核実験を強行した北朝鮮に対し、石炭の輸出量の制限を柱とする国連・安全保障理事会の制裁決議を中国と連携して履行していく重要性を確認した。
ユン特別代表「ワシントンとソウルで重要な変化が起きているのは事実で、北朝鮮もその経過を注意深く観察している」
一方、アメリカのユン特別代表はトランプ政権の発足や、韓国・朴槿恵大統領の弾劾手続きをめぐる国内情勢の変化が、北朝鮮にとっても非核化の機会となり得るとの認識を示したうえで、北朝鮮側の姿勢の変化はまだ見えていないとしている。