金正日総書記死去から5年 平壌で追悼式典
北朝鮮の金正日総書記の死去から5年となる17日、平壌では追悼式典が行われ、金正恩委員長が黙とうをささげた。
朝鮮中央テレビなどによると平壌では、16日夜から17日にかけて、市民らが金日成主席と金総書記の銅像の元を訪れ次々と花を手向けた。また、正午には平壌市内で一斉にサイレンが鳴らされ、市民らが足を止めて黙とうをささげた。
錦繍山太陽宮殿には、金正恩委員長のほか高官らが集まり、建物に向かって一斉に礼をするなど追悼式典が行われた。これに先立ち金委員長は17日午前、宮殿内の金総書記の遺体が安置されたホールを訪れ、参拝した。
一方、中国・北京の北朝鮮大使館には朝から北朝鮮の人々が訪れた。厳重な警備の中、北朝鮮大使館には中国政府や軍の要人の車が次々と到着し、国政の諮問機関「全国政治協商会議」の王家瑞副主席も弔問に訪れた。