パキスタン難民が運転か 独・トラック突入
ドイツの首都ベルリンでクリスマス・マーケットにトラックが突っ込み、60人が死傷した。警察は、トラックが意図的に突っ込んだ事件だと断定し、調べている。
事件があったのは19日午後8時頃で、クリスマスを控えて最もにぎわう時間帯だった。地元メディアなどによると、トラックは人ごみの中を時速60キロ以上で突き進んだという。これまでに12人が死亡、48人がケガをしている。
警察はトラックを運転していたとみられる男の身柄を拘束して取り調べている。地元メディアによると、男はパキスタン国籍の男とみられている。ドイツの南部を経由して今年の2月に入国した難民とみられ、その後、微罪を犯した履歴が残っているという。警察は男が難民登録をしていたとみられる収容施設を20日朝から捜索しているという。
事件は、今年7月にフランス・ニースで花火見物の群衆にトラックが突っ込んだテロを思い起こさせる。ドイツでも銃の乱射事件などテロが相次いでいて、当局はテロの可能性も高いとみて捜査している。