６０人が死傷したドイツ・ベルリンのテロで捜査当局は２１日、チュニジア人の男を公開手配した。過激派組織「イスラム国」の関係者と関わりがあったとみられている。

　テロに関与した疑いで公開手配されたのは、チュニジア国籍のアニス・アムリ容疑者（２４）。アムリ容疑者は「イスラム国」の関係者とも関わりがあったという。地元メディアによるとクリスマスマーケットに突っ込んだトラックの車内から身分証明書が見つかった。

　また、ＡＰ通信によると、父親は地元ラジオ局に、アムリ容疑者が学校での火事に関連してイタリアの刑務所で４年間服役したあと、１年以上前にドイツに入国したと話したという。

　当局は、周辺国に逃亡している可能性もあるとみてヨーロッパ各国に指名手配を要請している。