露軍旅客機が不明 黒海に胴体一部の情報も
ロシアからシリアに向かっていた91人が乗ったロシア軍の旅客機が消息不明となっていて、国防省などが行方を捜している。
ロシアのタス通信によると、行方が分からなくなっているのは、25日早朝にロシア南部のソチを離陸し、シリアのラタキアに向かっていたロシア軍のツポレフ154型旅客機。旅客機には軍の関係者や乗員など合わせて91人が乗っていて、ソチの空港を離陸して20分後にレーダーから消えたという。
91人の中には、シリアにあるロシア軍基地での新年を祝う行事に出席予定の音楽グループのほか、メディア関係者も含まれているという。
インタファクス通信は、旅客機はモスクワ郊外の空港を出発し、ソチで燃料を補給したと伝えている。また、タス通信は情報筋の話として、旅客機の胴体の一部が黒海で見つかったと報じていて、現在、国防省などが行方を捜している。