ロシア軍、シリアで新たな攻撃 空母も投入
内戦が続くシリアで、ロシア軍が15日、過激派組織「イスラム国」などに対する大規模な攻撃を再開した。
ロシアのショイグ国防相は15日、シリア北西部・イドリブと中部・ホムスで、「イスラム国」や過激派の武装組織に対する攻撃を再開したと明らかにした。地中海に派遣しているロシア唯一の空母を初めて実戦投入したほか、巡航ミサイルによる攻撃も行ったという。また、シリア人権監視団は15日、激戦地となっていたアレッポ東部でも3週間ぶりに空爆が再開されたと伝えた。
プーチン大統領は14日、アメリカの次期大統領・トランプ氏との電話会談で、過激派への攻撃について協力関係を構築することで一致したが、今回の作戦にはアメリカに歩調を合わせるよう促したい思惑があるとみられる。