米国連大使「拠出金カットは国益を損なう」
アメリカの国連大使が13日、退任前に会見を行い、次のトランプ政権がアメリカの国連への拠出金を減らす可能性に言及していることに対して「国益を損なう」と懸念を示した。
国連の予算をめぐっては、アメリカは加盟国で最大の約22%を負担しているが、次のトランプ政権は「改革が必要だ」として拠出金を減らす可能性に言及している。アメリカのパワー国連大使は13日、退任前の記者会見を開き、拠出金を減らすことになれば「アメリカの国益を著しく損なう」と懸念を示した。
その上で、「もしアメリカの指導力が国連の中で低下すれば、他国が入り込む余地を与えることになる」と指摘し、トランプ政権が国連と引き続き協力関係を築くべきとの考えを示した。